日本HP、2種類のバックアップソフトで企業コンプライアンスを支援

日本HPは1月24日、業務アプリ対応のアーカイブソフトとWindows専用のHSMソフト、2種類のStorageWorksブランド新製品を発表した。2月下旬より出荷を開始する。

» 2006年01月24日 12時26分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは1月24日、2種類のILM(情報ライフサイクル管理)ソフトを発売した。いずれもe文書法の施行による財務関連の書類・帳票の電子データ保存や、SOX法(企業改革法)対応を前提とした業務データ管理基盤の整備を支援するソリューションとなる。2月下旬より出荷を開始する。

 リリースされたのは、「HP StorageWorks Reference Information Manager for Databases(RIM for DB)」および「HP StorageWorks File Migration Agent(FMA)」。

 RIM for DBは、SAP、Oracleといった業務アプリケーションデータベースに特化したアーカイブソフトで、規定のポリシーに従って稼働中のデータから長期間更新されていない参照系データを識別し、システムの運用に影響を与えず任意のテープなどを含むストレージに自動的に再配置する機能を提供する。対応アプリケーションは、Oracle E-Business Suite 10.7/11/11i、PeopleSoft Enterprise 7.5/8.0/8.4/8.8/8.9、SAP Business Intelligence 4.0。価格は税込で1785万円から。

 FMAは、Windowsファイルサーバ環境向けのHSM(階層型ストレージ管理)ソフト。サーバ上でエージェントとして動作し、更新頻度の低い参照系データをほかのストレージへ自動的に移動させる。移動後のデータは、物理的な位置を意識することなくアクセスすることができる。通常のストレージのほか、NASや同社のStorageWorks Reference Information Managerも移動先のストレージとして利用可能。Windows 2000(SP4以降)Server、Windows 2003 Serverで稼働し、ファイルシステムとしてNTFSをサポートする。価格は税込で80万6400円から。

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