EMCジャパン、中小企業向け新ブランドの第一弾「EMC Retrospect」新版を投入

EMCジャパンは、Windowsクライアントの自動配布機能などが加わった中小企業向けのバックアップ/リカバリソフトの最新版「EMC Retrospect 7.5 Windows版」を発表した。

» 2006年02月07日 17時29分 公開
[ITmedia]

 EMCジャパンは2月7日、中小企業向けのバックアップ/リカバリソフトウェアの最新版「EMC Retrospect 7.5 Windows版」を発表した。中小企業向けの新ブランドとして立ち上げた「EMC Insignia」の最初の製品となる。

 Retrospectはもともとは、米EMCが2004年10月に買収したDantz Developmentの製品。EMC傘下に入ってからリリースされたバージョン7では、従来からのMacに加えWindowsなどをサポートし、SOHOから中小企業までの範囲をカバーする製品と位置付けられてきた。

 新バージョンでは、圧縮機能の改善によりパフォーマンスの向上が図られたほか、対応プラットフォームが拡大。Microsoft Windows Server 2003 R2をサポートするほか、クライアントとして、Red Hat Enterprise Linux 4、Novell Linux Desktop 9、Mac OS X 10.4 Tigerに対応した。

 また新機能として、Webブラウザを用いてユーザー自身がデータの復元を実行できる機能が加わり、管理者の手間を省けるようになった。さらに、Microsoft SMSやActive Directoryのグループポリシーを用いてWindowsクライアントの自動配布/設定を行う機能や、ディスクバックアップ中のデータ復元、テープへのコピーといった機能が追加されている。

 価格は、Professional Windows版が1万6590円、Disk-to-Disk Windows版が5万1450円、Single Server Windows版は9万8700円、Multi-Server Windows版は19万8450円となっている。

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