「サーバ/ネットワークのスペシャリストが足りない」――ネットワンとJBSが技術者育成に注力

ネットワンシステムズと日本ビジネスシステムズは、JBS子会社のJBSテクノロジーのテクニカルアウトソーシング事業を共同事業化し、コンピュータとネットワーク双方に精通する技術者の育成を推進する。

» 2006年02月13日 12時25分 公開
[ITmedia]

 ネットワンシステムズと日本ビジネスシステムズ(JBS)は、JBS子会社、JBSテクノロジーのテクニカルアウトソーシング事業を共同事業化する。共同事業化に伴い、ネットワンシステムズはJBSテクノロジーに第三者割当増資を行い、JBSテクノロジーの資本比率は既存株主のJBSの59に対してネットワンシステムズが41となる。増資引受額は1.2億円。

 JBSテクノロジーは、IT技術のスペシャリストの採用、育成および派遣を専業とするJBSの100%子会社であり、サーバシステムやネットワークの構築から保守まで携わる専門技術者の常駐サービスを大手企業のIS部門に提供し、スキルの育成が可能な環境作りを行っている。

 ITシステムとIPネットワークとの技術融合が進む昨今の市場において、サーバを中心とするコンピュータシステムとネットワーク双方に精通した技術者に対する需要が増しており、技術者の供給不足が課題となっている。両社ではこの需要に応えるべく、今回のJBS子会社の共同事業化を通じてIT技術者の育成を強化し、2010年度までに国内のシステムインテグレーター、ネットワークインテグレーターに派遣する技術者を800名に増員、売上高60億円の達成を目指すという。

 JBSテクノロジーでは、JBS側からサーバシステムなどの技術やノウハウの提供を受け、ネットワンシステムズのネットワーク技術者育成機関も利用しながら、技術・ノウハウの相互提供によって既存の技術者のスキルアップを図っていく。

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