「スパム対策強化週間」実施のJUGEM

JUGEMは「スパム対策強化週間」と称して、4つのスパム対策機能を順次リリースした。

» 2006年02月15日 12時45分 公開
[ITmedia]

 paperboy&co.が提供するブログポータル「JUGEM」は、「スパム対策強化週間」を開始し、4つの機能のリリースを予定していると告知していた。2月14日には、4つ目の機能もリリースされてその全貌が明らかになった。

 第1弾としてリリースされたのは、「リマインダー機能の強化」。通知メール内に「このコメント(トラックバック)を削除する」という項目を追加し、記載されたURLにアクセスするだけでコメントやトラックバックを削除することができるもの。

 該当する通知メールは、ユーザー管理者ページにある「JUGEMの設定」→「プロフィール編集」タブの「通知設定(PC用)」と「通知設定(携帯用)」の設定を行うことで受信可能となる。今回の機能追加で、外出先でもケータイでメール受信して削除可能となったのが大きなところ。

 続いて「トラックバック一定時間受付拒否」機能がリリースされた。この機能は、記事を投稿してから指定した一定時間のトラックバック受付を拒否するというもの。受付拒否時間のカウントは、記事単位で行う。投稿記事のタイムスタンプが拒否開始の時間となる。

 スパムの多くは、記事投稿時にpingを送信したサイトの最新記事一覧に掲載されたブログへ無差別に送信されている。JUGEMが統計を取った結果では、スパムの多くは記事投稿後10分以内に送られているため、5〜10分程度で設定すると効果的ではないかという。

 続いてリリースされたのは「コメント、トラックバックの承認機能」。ほかのブログサービスでも採用されているが、この機能を利用することで、コメントやトラックバックが直後にブログへと表示されず、ユーザーが承認してから公開されるようになる。スパムの場合は、公開せず削除することが可能。

 最後にリリースされたのが「スパムブロッカー」。これはスパムと思われるものを自動的にブロックするシステムなのであり、ユーザーが意識することなく自動的にトラックバックスパムを防ぐことができるもの。

 動作は、ある一定数以上のトラックバックを断続的に送信しているブログをスパムブログと判定、判定後に受信したトラックバックは非公開の状態で保存する。スパム判定されたものは、ユーザーのトラックバック承認の可否設定に関らず非公開の状態となるという。

 JUGEMでは、スパム対策強化週間は、14日のリリースでいったん終了とするが、今後も機能追加を積極的に行い、ユーザーが安心してブログを利用できるようにしていくと表明している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ