「Office 12」改め「2007 Microsoft Office」、2006年末までに一挙投入

コードネーム「Office 12」の概要が明らかになった。シリーズ全体の正式名称は「2007 Microsoft Office」で、各スイートの名称は「Microsoft Office Standard 2007」などとなる。

» 2006年02月16日 15時43分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは2月15日、Microsoft Officeの次期メジャーアップグレードの概要を明らかにした。これまで「Office 12」のコードネームで呼ばれていたが、シリーズの正式名称は「2007 Microsoft Office」となる。スイート、単体アプリケーション、サーバ、サービスのすべてが2006年末までに発売される計画だ。

 デスクトップ向けスイート製品は、「Microsoft Office Standard 2007」(399ドル)、「Microsoft Office Professional 2007」(499ドル)、「Microsoft Office Small Business 2007」(499ドル)、「Microsoft Office Home and Student 2007」(149ドル)が提供される。

 企業向けスイートとしては、「Microsoft Office Enterprise 2007」「Microsoft Office Professional Plus 2007」がリリースされる。こちらはボリュームライセンスのみ。OEM向けの「Microsoft Office Basic 2007」も用意される。

 単体プログラムとしては現最高技術責任者であるレイ・オジー氏の会社Grooveとともに獲得した技術を製品化した「Microsoft Office Groove 2007」が登場する。これは、「Groove Virtual Office」のアップデートリリース。「Groove」はサーバ製品およびホステッドサービスも用意されている。

 「Microsoft Office Professional Enterprise Edition 2003」の後継となる「Microsoft Office Professional Plus 2007」は、「Microsoft Office SharePoint Server 2007」と連動し、「Microsoft Office Communicator」も同梱される。また、「Microsoft Office SharePoint Designer 2007」には、「Microsoft Office FrontPage 2003」の技術の一部が組み込まれているという。

 サーバ製品としては、企業ポータルおよびコンテンツ管理を担当する「Office SharePoint Server 2007」をはじめ、BI、ECM、EPMなどの分野に特化したサーバ群が多数用意されている。

 同社は2006年前半に2007 Microsoft Officeのβ2リリースを予定している。

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