ジュニパー、SSL VPNとIDPの連携を可能に

ジュニパーネットワークスは、同社のSSL VPNアプライアンス「Secure Access」と侵入検知防御アプライアンス「IDP」を連携させて提供する。

» 2006年02月21日 15時24分 公開
[ITmedia]

 ジュニパーネットワークスは2月21日、同社のSSL VPNアプライアンス「Secure Access」と侵入検知防御アプライアンス「IDP」の連携を可能にし、リモートアクセス時のセキュリティをさらに強化することを発表した。

 Secure Accessは企業向けのSSL VPNアプライアンス。手元のPCに専用ソフトウェアをインストールすることなく、Webブラウザから企業ネットワークへ安全なリモートアクセスを行えるようにする。一方IDPアプライアンスは、ネットワークおよびアプリケーションレベルでトラフィックを検査し、ワームやトロイの木馬、スパイウェアなどのマルウェアをブロックするインライン型の製品だ。

 ジュニパーでは、Secure Accessの「IVE 5.3」ソフトウェアを、IDPの「IDP 3.2R2」と連携させて提供する。社員やパートナー企業からのリモートアクセスを保護するほか、攻撃を検出した場合にはターゲットに到達するまえにブロックしたり、攻撃元を検疫ネットワークに隔離したり、あるいはセッションを中断するといったアクションを取れるようになる。

 また、ユーザーのアクションやセキュリティイベントに関する情報を、ユーザーIDだけでなく、エンドポイントやアプリケーションに対するログイン情報も含めて確認し、監視できる点もメリットという。

 IDP 3.2R2との連携が可能なSecure Access IVE 5.3を搭載したSecure Accessアプライアンスは3月より提供される。価格はオープンプライス。

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