日立がEP8000シリーズを強化、最大16個のPOWER5+搭載モデルも

日立製作所は2月21日、エンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」に、新たにIBMのPOWER5+プロセッサを採用した5モデルを追加した。

» 2006年02月21日 16時17分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は2月21日、「AIX 5L」を搭載したエンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」に、新たにPOWER5+プロセッサを採用した5機種を追加した。

 EP8000シリーズは、IBMのeServer pSeriesをベースに開発された、ミッションクリティカルなシステム向けのエンタープライズサーバ。新たにリリースされた新モデルはいずれもハードウェア資源仮想化機能をサポートしているほか、ホットスタンバイ構成により本番系/待機系の切り替えを十数秒で実行できるという。

 新モデルのうち「EP8000 570」「EP8000 560Q」では、最大16個のPOWER5+プロセッサ(2.2/1.9GHz)を搭載することができる。

 POWER5+搭載のEP8000 570は、POWER5搭載のEP8000 570に比べトランザクション処理性能は約26%向上しているといい、メモリ容量は最大512GBまで、拡張PCIスロットは最大163スロットまで増強できる。日立では、中〜大規模のデータベースやオンライントランザクション処理システムに適しているとしている。価格は1668万90円からとなっており、3月31日より出荷される予定だ。

 またEP8000 560Qでは、2ウェイ構成のPOWER5+を2個搭載したプロセッサモジュールを採用することにより、従来機種の「EP8000 570」の半分となる8Uサイズで16ウェイ構成が可能だ。価格は963万7635円からで、4月17日より出荷が開始される。

 「EP8000 520Q」は、2ウェイ構成のPOWER5+プロセッサを2個搭載したプロセッサモジュールを採用し、最大4ウェイ構成まで可能なエントリモデル。価格は351万1725円からとなる。

 日立は同時に、エントリーモデルの「EP8000 550」「EP8000 520」にも、POWER5+(1.65GHz)搭載モデルを追加している。

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