マウンテンビューデータ、「PowerCockpit」の新バージョンを販売開始

マウンテンビューデータは、Linuxシステムのリカバリやプロビジョニングを行うソフトウェアの最新版「PowerCockpit 2.2」を発表した。モジュール構成により、オプションモジュールで新機能の追加も可能。

» 2006年02月23日 00時06分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 マウンテンビューデータは2月22日、Linuxシステムのリカバリやプロビジョニングを行うソフトウェア「PowerCockpit」の最新バージョンとなる「PowerCockpit 2.2」を発表した。2月28日より販売開始する。

 同製品は、複数台のPCに対し1台の管理サーバからLinux OSのインストール/コンフィグレーション/コマンド操作などを行うLinux管理ソフトウェア。

PowerCockpitメイン画面

 同バージョンはマイナーバージョンアップ扱いとなっているが、各機能がモジュール構成となった点で従来と大きく異なる。最小構成でも構築されたLinuxシステムのリカバリやサーバ状態の監視、グローバルコマンドなど従来から定評のある機能群は利用可能。また、独自の技術である「スマートイメージ」を用いることで、異なるハードウエアへのプロビジョニングも行える。

 加えて、「オプションモジュール」で個別の機能を追加することで、新機能の追加や最新Linuxディストリビューションやハードウェアへ対応可能となる。こうしたオプションモジュールには、「Windowsデプロイオプション」「暗号化オプション」「Restore CDオプション」などが予定されており、順次投入予定。Windowsデプロイオプションが提供されればLinuxだけではなく、Windowsのプロビジョニングやシステムリカバリが可能になる。

ディスクレイアウトエディタ。イメージ取得後、パーテーション構成を自由に変更できる

 動作環境は、管理サーバ側がRed Hat Enterprise Linux AS/ES、SuSE Linux Enterprise Server、TurboLinux Enterprise Server 8、TurboLinux Server 8 / 10、Asianuxをコアに持つLinuxディストリビューション。管理ノード側はRed HatやSUSE Linux、Turbolinux、Asianuxなどに対応している。

 価格は、「PowerCockpit 2.2スタンダードベース」(管理サーバ+8ノード、年間プロダクトサービス付き)が40万9500円、追加ノードが8ノードで19万9500円から。

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