サン、Solarisの普及を促進するためにサーバを無償提供へ

 サン・マイクロシステムズは、2005年に実施したサーバ無償提供プログラム「Solaris 10 Moves Ahead」の第2弾を同日から6月30日の期間限定で実施すると発表した。

» 2006年03月02日 16時22分 公開
[ITmedia]

 サン・マイクロシステムズは3月2日、2005年に実施したサーバ無償提供プログラム「Solaris 10 Moves Ahead」の第2弾を、独立系ソフトウエアベンダー/ハードウエアベンダー(ISV/IHV)向けに同日から6月30日の期間限定で実施すると発表した。

 昨年10月から12月にかけて実施した前回のプログラムでは、104社からの応募があり、その内条件を満たす77社へ87台の「Sun Fire V20z」を出荷した。また107ソリューションの移植および開発の国内実績があった。

 一方で、Solaris 10オペレーティングシステム(Solaris 10)は、1月31日のリリースから登録ライセンス数が既に全世界で400万を超え、オープンソースソフトウェアとしての認知度も高まっているという。

 また、サンのx86/x64プラットフォーム製品(AMD Opteron搭載)の出荷も順調に推移しており、既にSun Java Enterprise Systemをはじめ、BEA、Oracle、Sybaseなどの主要なソフトウェア製品が同プラットフォームで動作し、そのほかの海外製ソフトウェアの品ぞろえも整いつつあるとしている。

 サンは今回、Solaris 10の市場へのさらなる浸透を図るため、最新のサーバ製品を提供するプログラムを第2弾として開始する。同プログラムは、サンが運営する会員制開発者支援プログラム「Sun Developer Connection(SDC)」の法人会員企業で、一定の資格条件を満たすISV/IHVパートナーに対し、 AMD Opteronプロセッサ搭載の最新製品「Sun Fire X2100」を1社に1台、最大100社に無償提供し、Solaris 10 x86対応のソフトウェア/ハードウェアの開発を促進するものだ。

 同本プログラムの提供により、SPARC版Solaris、Windows、LinuxからSolaris10 x86プラットフォーム版へ、ISV/IHVの製品のポーティングを促進する。

 提供パッケージは、Sun Fire X2100が1台、構成はOpteron 2.2GHzデユアルコア AMD Opteron 175 ×1、2Gバイトのメモリ、80Gバイトのディスク、DVD-Driveとなっており、Solaris 10 Enterprise Systemが提供される。申込期間は、3月2日から6月30日まで。

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