消費電力は4分の1、住商情報システムがMAIDストレージ製品を発売

住商情報システム、米COPAN Systemsが開発したMAID対応ストレージ製品「Revolution 200シリーズ」の販売を開始する。

» 2006年03月07日 18時02分 公開
[ITmedia]

 住商情報システムは3月7日、米COPAN Systemsが開発したMAID対応ストレージ製品「Revolution 200シリーズ」の販売を開始することを発表した。

 Revolution 200シリーズは、ディスクアレイとテープライブラリの間を埋める新しい技術、MAID(Massive Arrays of Inactive Disks)を採用したストレージ製品。MAIDでは、データアクセス時に必要なディスクドライブのみを稼動させることにより、省電力化を実現する。これにより、ディスクの高速なパフォーマンスを維持しつつ、テープライブラリ並みの省電力性/大容量を両立させる仕組みだ。

 Revolution 200シリーズは、大量のデータを保有し、バックアップ/リストアの効率化に迫られている企業をターゲットとした製品。VTL(Virtual Tape Library)とNFS(Network File System)の両方に対応している。

 HDDにはSATAディスクを採用し、28TBから最大224TBまで容量を拡張できる。MAIDの採用により熱や振動などの問題を解決し、高い密度でHDDを実装できるため、コストパフォーマンスに優れているという。さらに消費電力は、通常のRAIDサブシステムに比べ4分の1以下に抑えた。すべてのHDDを自動的にチェックするHDDマネジメント機構により、障害の予防や監視が可能な点も特徴という。

 Revolution 200シリーズの価格は、28TBの最小構成で2800万円から。3月20日より販売を開始し、初年度20社、30システムへの導入を見込む。

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