ウェブメソッドの清水新社長、ビジネス戦略を語る

ウェブメソッドの清水久生新社長が同社の今後のビジネス展開について説明した。

» 2006年03月09日 18時59分 公開
[怒賀新也,ITmedia]

 ウェブメソッドは3月9日、都内で記者向けのブリーフィングを行い、3月1日に社長に就任した清水久生氏が同社の今後のビジネス展開について説明した。EAIベンダーとしての位置付けではなく、SOAに注力してビジネスを展開していく考えだ。

社長に就任した清水久生

 清水氏は日本アイ・ビー・エムで10数年間、その後も、マイクロソフト、ピープルソフトにおいて営業を担当し、高い営業成績を収めたという。ウェブメソッドに入社前は米国系のペレグリンシステムズで社長を務めていた。

 「IBM時代は、AS/400とネットワーク製品を組み合わせることで顧客企業の課題を解決する視点で営業を行ってきた。ウェブメソッドでもその経験を生かし、製品ありきではなく、ソリューション提供の視点でビジネスを展開したい。結果として、ライセンス契約およびサービスによる売り上げをアップさせたい」(清水氏)

 この日は、WebMethodsの導入事例も幾つか紹介されている。その1つが米Apple Computerだ。AppleではiPodの生産を管理するためにサプライチェーンマネジメントシステムを導入しており、その中にWebMethodsが組み込まれることによって、生産プロセスの自動化を図っているという。

 このほか、スターバックスやバンクオブアメリカの事例も紹介された。SOAによるシステム構築手法が実際に普及する際には、WebMethodsの機能が鍵になるかもしれない。

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