超小型データベースエンジンの秘密ホワイトペーパー

エンサークの「ENCIRQ DFF」は、12KのダイナミックRAM環境で動作可能な超小型データベース製品。なぜこのような製品が開発できたのか。その基本思想を解説する。

» 2006年03月10日 16時00分 公開
[ITmedia]

 エンサークのENCIRQ DFF(Data Foundation Framework)は、12Kのフットプリント(プログラム実行に必要なメモリの総量)で動作する超小型データベース製品だ。通常のリレーショナルデータベースと同じように操作できるのにもかかわらず、高性能なCPU、大容量ストレージを必要としないという特徴がある。このため、組み込みシステムに最適な製品となっている。

 なぜENCIRQ DFFのような製品が開発できたのか。まず、多くの組み込みアプリケーションでダイナミックSQL(動的SQL)は不必要だ。このためENCIRQ DFFでは、コンパイル済みクエリーを使用できるようにしている。

 またENCIRQ DFFでは、複雑なロック機構をデータベース内部に搭載していない。このため、データベースへのアクセスがシングルスレッドになるが、組込みシステムでは並行性管理がアプリケーションレベルで実行されることが多く、問題が生じることは少ない。

 ここでは、ENCIRQ DFF開発の基本思想となった7つの柱について解説する。

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