買収によって異種混在型のIT環境に対応した強力なコンプライアンスソリューションを提供、SAP製品の魅力を高める狙い。
独SAPは4月3日、コンプライアンス製品を手掛ける未公開企業の米Virsa Systemsを買収する計画を発表した。買収によって異種混在型のIT環境に対応した強力なコンプライアンスソリューションを提供、リスク低減とコスト削減、ビジネスコントロールの強化を図り、SAP製品の魅力を高める狙い。
Virsaは1996年の創業。各業界の大手企業を含む約300社を顧客としてコンプライアンス製品を提供し、米企業改革法といった規制の遵守を支援している。SAPとはこれまでにも、技術、マーケティング、顧客/ベンダーを通じて協力関係にあった。
買収は5月に完了の見通し。統合計画は今後煮詰める予定だが、SAP米国法人の管轄下にVirsa従業員を置き、米国各地と英、独、インドなどにあるVirsaの拠点はそのまま運営を続ける意向。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.