日本オラクルは、3月に発表したアプリケーションサーバ「Oracle Application Server 10g Release 3」のRFIDミドルウェア「Oracle Sensor Edge Server」の機能を強化した。
日本オラクルは4月17日、3月に発表したアプリケーションサーバ「Oracle Application Server 10g Release 3」のRFIDミドルウェア「Oracle Sensor Edge Server」の機能を強化したことを明らかにした。
Oracle Sensor Edge Serverは、RFIDリーダーをはじめとするデバイスとのインテグレーションやデータのフィルタリングといった機能を通じて、RFIDアプリケーションの開発を容易にするミドルウェア。Oracle Application Server 10g Release 3では、このうちドライバ機能やフィルタ機能、ディスパッチャー機能などが強化された。さらに、PDAなどのハンドヘルドデバイスを組み合わせたRFIDシステムの構築を容易にするための「Oracle Sensor Edge Mobile」も追加されたという。
同社は併せて、大手小売業者に製品を納入する業者に対し、RFIDに関連するコンプライアンスを実現するための新機能「RFID Supplier Compliance Workspace」も追加した。EPCコードの発行やRFIDラベルプリント、読み取りチェックといった機能がパッケージ化されているため、RFIDを活用したサプライチェーンにおけるコンプライアンス対応を迅速に行える点が特徴という。
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