コンサルからシステム構築まで、日本IBMがSOAシステム導入支援サービスを提供

日本IBMは4月20日、SOA(サービス指向アーキテクチャー)に対応するシステムの導入を支援する包括的なサービスを発表した。システムのSOA化においてコンサルティングからシステム構築まで包括的なサポートを行うのが特徴。

» 2006年04月20日 14時45分 公開
[ITmedia]

 日本アイ・ビー・エムとIBMビジネスコンサルティングサービス(IBCS)は4月20日、SOA(サービス指向アーキテクチャー)に対応するシステムの導入を支援する包括的なサービス「SOAサービスオファリング」を発表した。

 SOAは、業務や部門をまたがる複数システムを対象とするため、承認プロセスや責任範囲、コスト負担など関連部門での調整が必要となるが、IBMでは「従来の製品サービスは部分的だったり、技術・経営面のみの支援である場合が多く、包括的な支援体制が必要である」として、コンサルティングからSOA対応システムの構築・運用までをサポートするトータルな導入支援サービスを提供することにより、こうした課題を解決する。

 SOAサービスオファリングは、(1)コンサル、(2)基本設計、(3)システム構築、(4)システム運用の4つの内容に分類。(1)ではSOA効果アセスメント、基本構想策定支援、SOAガバナンス策定支援など、(2)ではサービス基本設計、インフラ基本設計、ロードマップ策定、(3)では各サービスコンポーネント開発、(4)ではサービスレベルの監視など、SOA化の局面に合わせたサービスとなる。システムの構築・運用には、Rational、WebSphere、Tivoliといったミドルウェア群を採用する。

 IBMは、年内にはサービスやソフトウェアなど関係部門による1500名での体制でサービスの提供にあたるとしている。

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