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Sun Business .Nextリポート:

BitsからServiceへ――イノベーションを加速する「オープンサービス」 (1/2)

「ソフトウェアの形態は今後数年で様変わりする」。バイナリはデータセンター上で実行され、サービスがネットを介した提供形態で一般的になる、とSun、エグゼクティブ・バイスプレジデント兼CTO、パパドポラス氏が説いた。
2006年04月20日 18時04分 更新

 イノベーションの原動力となるコミュニティーの拡大。

 Sun Microsystemsが、ユーザーとイノベーションを“Sharing”(共有)し、Community(コミュニティー)の創出、Participation(参加)の時代をキーワードとして掲げてから、1年が経とうとしている

 同社による2005年6月表明のSeeBeyond Technologyほぼ時期同じくしてStorageTek Technology。この2社の買収についてSunは、ソフトウェアだけでなく、ハードウェアをも統合する“オープンサービス”をイノベーションする上で、欠かせなかったものだと強調している。

 Sunが語るオープンサービスとは何か? 4月20日、東京・赤坂プリンスホテルで開催されたサン・マイクロシステムズ主催のカンファレンス「Sun Business .Next」で説かれたテーマの1つだ。このイベントは、主にITマネジャー、システムマネジャーが集う内容となったが、国内初のタイトルで登場した。企業においてITをどのように制御し、どのように運用していけばよいのかがメッセージの中心となっていた。

 基調講演冒頭では、サン・マイクロシステムズの末次朝彦代表取締役社長が登壇し、開催目的と概要についてを紹介した。「現在、企業における課題としてTCO削減はもちろんだが、ビジネス拡大による大きなチャンスがもたらされる時代となっている。しかし、今までとは違った本質を見抜く必要があり、また、ITの取り組みによる結果で企業の社会的責任も問われる世情であることを忘れてはならない」とコメントした。このような背景をITで解決するために、Sunは何に取り組んでいるのか? 何を推進しているのか? これらを明らかにするのが「Sun Business .Next」の目的だと語った。基調講演後のセミナーには、日本版SOX法、セキュリティ、Web 2.0、データ統合、サーバコンソリデーション、SOA、Javaがキーワードとなったものが並んだ。

参加の時代背景にはオープンサービスがある

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 末次氏に続く基調講演には、米Sun Microsystemsからエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CTOのグレッグ・パパドポラス氏、そして、エグゼクティブ・バイスプレジデント(スケーラブル・システムズ)のデビッド・イェン氏が登壇し、ITとビジネスの最新トレンドやテクノロジー動向を説いた。

 パパドポラス氏は冒頭で2つのメッセージを伝えたい、と言い、1つ目に直近のSunが取り組んできた動向について、2つ目にITの潮流についてオープンソース、そしてオープンサービスを考える上で「ソフトウェアをサービスとしてとらえることが重要」だと語り出した。

 「Sunは、多くのパートナーに依存している。重要視しているのは、革新を広めていくことであり、その原動力はコミュニティー形成によって飛躍的な速度で広がっていること」だという。また、「確実に次のステップが訪れている。ITのイノベーションで大きな転機が訪れていることは間違いない」とパパドポラス氏。ITは、情報を受け取る(Information)だけではなく、コンテンツを生み出していく参加の時代(Participation Age)であることを強調した。

 また、Sunは現在4つのブランドUltraSPARC(プロセッサおよび搭載機器)、Solaris(OS)、StorageTek(ストレージ)、Java(アプリケーションテクノロジー)に注力しているのだと言及し、それぞれにオープンコミュニティーがかかわり、コミュニティーに息吹を与えることもイノベーションのために大きな役割を担っていることに触れた。

 さらにパパドポラス氏は、ブログを中心とするコラボレーションに注目が集まっていることにも触れたが、コンシューマだけが恩恵を受けるものではなく、企業でも遠隔地であればコラボレーションの必要性があり、例えばサプライチェーンなど支店間のつながりにも、構築のためには革新と堅牢性、セキュリティなどの多くのキーワードが関連することを挙げた。

 「人が新たなコミュニティーを作り出す。経済的なリターンもあることは、Javaの広がりの観点からも明らかだ。Java対応のデバイスは30億を超えており(関連記事)、ビジネスチャンスは拡大し続けている」と、パパドポラス氏。

サービスオープン化でどのようなシフトが

 さらにパパドポラス氏は、「オープンサービス」にかかわるオープンソースソフトウェア(OSS)にも言及した。

 OSSには2つのとらえ方があると言い、OSSは開発者には自由を与えてくれる、そしてGPLなどのライセンスの下でコードを自由に改変可能なことがメリットだという。しかし、違った側面もあり、必ずしもエンドユーザーのためにはフリーダムでないことを指摘した。

 その見解として、次のような事項を挙げている。

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[木田佳克,ITmedia]

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