日本IBM、オープンメインフレームのラインアップを刷新

日本IBMはオープンメインフレーム2製品を発表するとともに、データベース関連処理を専門に実行するプロセッサを正式発表した。

» 2006年04月27日 14時14分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは4月27日、プロセッサの処理能力規模を従来より細かく設定したオープンメインフレームの新製品「IBM System z9 Enterprise Class」(IBM System z9 EC)とミッドレンジ製品「IBM System z9 Business Class 」(IBM System z9 BC)を発表した。

 また、2006年1月に開発意向表明を行った、データベース関連処理を専門に実行するプロセッサ「System z9 Integrated Information Processor」(zIIP)も正式発表された。

 IBM System z9 ECは、ハイエンド機である「IBM System z9 109」の名称を変更するとともに、従来のCPUの約1/3の処理能力の汎用エンジンを選択可能にしたことで、幅広いユーザー層の拡大を狙う。4GbpsのプロトコルをサポートするFICON Express4も採用された。

 一方、IBM System z9 BCは、従来最大4個であったプロセッサを最大7個まで搭載可能にし、プロセッサの種類も、z/OS、VM、VSE用汎用プロセッサ(PU)、Linux専用プロセッサ(IFL)、Javaアプリケーション専用プロセッサ(zAAP)、カップリング専用プロセッサ(ICP)、zIIPなどから選択可能。また、メモリは最大64Gバイト搭載できる。

 新しいSystem z9は5月26日から出荷を開始する予定。

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