ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、営業担当者が持つ顧客情報や活動履歴を一元管理するためにオンデマンドCRM「Salesforce.com」を導入。データ入力の手間が減り、より高度なマーケット分析もできるようになった。
ジョンソン・エンド・ジョンソンでは社内カンパニー制度を採用し、使い捨てコンタクトレンズの輸入・販売を行うビジョンケアカンパニーを1991 年に発足。現在、コンタクトレンズ業界でトップシェアを誇っている。この高い市場シェアの背景には、オンデマンドCRM「Salesforce.com」の導入による営業プロセスの効率化があった。
ビジョンケアカンパニーがSalesforce.comを導入したのは2004年。営業力の強化を目的としたものだった。それまで同社では、営業担当者が持っている顧客情報や活動履歴などのデータを全社的に共有できていなかった。だが、Salesforce.comの導入を機にシステムを改革し、それまでデータ入力を複数のシステムに対して行わなければならなかったのを1回の入力で済むようにした。これで営業担当者の負担は軽減された。
さらに重要なのは、入力されたデータがSalesforce.comに集約され、全社的な情報共有が可能になったことだ。さらに、提出される週報(Voice of Customer:VOC)の数も大幅に増え、戦略的なマーケティング分析が行えるようになった。
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