このような場合には、DrupalをCGIとして動作させることでSAFEモードでの不具合を回避できるケースがある。今回の例で紹介するXREAもPHPがSAFEモードで稼働しているため、この設定を行う。
なお、この方法はサーバ環境によって必ずしも適用できるとは限らないため注意が必要だ。事前にindex.phpや、.htaccessファイルのバックアップを取っておくことを推奨する。
対策の具体的な手順は次の通りだ。
#!/usr/local/bin/php
上記の「/usr/local/bin/php」の部分は、サーバ環境のPHPバイナリが置かれているパスを指定する。XREAの環境の場合には通常このようになるが、PHPのパスはレンタルサーバの環境により異なる。レンタルサーバのサポートサービス情報などで確認してほしい。
ここまでに述べたDrupal本体のファイル変更が完了したら、Drupal本体のファイル群をFTPクライアントソフトなどでWebサーバにアップロードする。アップロードが完了したら、次の作業を行う。
ここまでの作業が完了したら、いよいよDrupalの起動だ。ファイルをアップロードしたサーバのディレクトリに対応するURLを入力してWebブラウザ上で表示する。次の画面が表示されたら、ひとまずここまでの準備作業は成功だ。
ここで作成する最初のユーザーは、すべての管理権限が与えられる管理者ユーザとなる。ユーザー名とメールアドレスを入力し、'Create new account'ボタンをクリックすると、アカウントが作成されると同時に、記入したメールアドレスにアカウント作成完了の通知メールが送信される。
最初の時点で入力しておくべき項目は次の通りだ。そのほかの項目は、画面を日本語化した後に確認し、必要に応じて設定するとよいだろう。
記入を終えたら'Submit'ボタンをクリックする。
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