インターコム、まいと〜くブランドのFAXサーバ最新版をリリース

インターコムから、FAXシステム構築ソフト「まいと〜く VoiceFAX Center」とFAXサーバソフトの最新版「まいと〜く FAX Server 6」が6月下旬に発売される。

» 2006年06月02日 14時59分 公開
[ITmedia]

 インターコムは、同社の通信ソフトブランド「まいと〜く」を命名させたFAXシステム構築ソフトの最新版「まいと〜く VoiceFAX Center」を6月23日に、FAXサーバソフトの最新版「まいと〜く FAX Server 6」を6月30日に発売開始する。

 まいと〜く VoiceFAX Centerは、企業のコールセンターでFAXサービスへの応答を担うアプリケーション。音声応答(IVR)が特徴となっており、通信販売の受注や病院の診療予約、映画館の上映案内など、電話の発信者に対して音声メッセージの24時間自動応答を可能とする。

 最大16回線を制御するソフトウェアベースのFAXサーバとして機能するため、比較的中小規模での初期導入コストも軽減できるという。

 また、発信者が行う電話機操作(トーン応答)に合わせて応答フローが可能であり、分岐処理などを自由に設定できる編集ユーティリティの「ガイダンス エディタ」が標準ハンドルされている。このため、商品ごとにさまざまな応答パターンを設定できるため、汎用性の高い作りとなっている。さらに、電話機から入力された会員番号や商品番号などの情報は、CSV形式のファイルとして保存できるため、受注データとして活用することができる。

 動作環境は、Windows Server 2003、価格は2回線音声FAX応答カード付属の2回線版が60万円となっている。ほかにも、4回線版(80万円)、スーパーG3対応の4回線音声FAX応答カード付属版が95万円。音声認識対応の4回線DP認識音声FAX応答カード付属版が90万円となっている。

 同時に販売開始された「まいと〜く FAX Server 6」は、ERPやCRM、SCMなどの業務システムと連携することを目的としたFAX送受信の自動化アプリケーション。「まいと〜く VoiceFAX Center」と同じく、CSVで受け付けた情報をデータ保存することができるため、業務システムとの連携がスムーズにできるよう配慮されている。

 また、今回のバージョンではFAXによるDM(ダイレクトメール)の設定から送信までが容易な操作で行える「DM送信ツール」を搭載。送信先データのインポートや配信日時を設定したスケジュール送信が可能となっている。

 「まいと〜く VoiceFAX Center」と比べ廉価な価格帯となっており、小規模なFAXサーバ構築に適しているという。価格は、2回線対応版が25万円(ソフトウェアのみ)、4回線音声FAX応答カード付属が45万円、M-4MP(モデム内蔵4回線ボード)が2枚付属する製品が60万円となっている。

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