EMCジャパンとネットマークス、データマネジメントで協業し内部統制強化を支援

EMCジャパンとネットマークスは、内部統制強化の一環として、企業内のデータを一元的に管理し、有効活用するためのデータマネジメント分野で協業する。

» 2006年06月15日 15時22分 公開
[ITmedia]

 EMCジャパンとネットマークスは6月15日、企業内のデータを一元的に管理し、有効活用するためのデータマネジメント分野で協業することを発表した。日本版SOX法対応などで求められる内部統制強化の一環として、ストレージ製品とIPネットワーク製品を組み合わせたデータ統合システムを提供していく。

 これまで両社はそれぞれに、企業の内部統制強化を支援する製品群を提供してきた。EMCジャパンではアーカイブをはじめとするストレージ製品群に加え、コンテンツ管理ソフトウェアやデータ移行管理ツールを提供。一方ネットマークスでは、COBITに基づく独自のITコンサルティングサービスを通じて、現状把握とリスク分析、システム設計/構築から運用/保守までを支援するサービスを提供している。

 今回の協業に先立ちネットマークスは、EMCジャパンとの間で「EMC Velocityパートナー」契約を結んでいる。今後両社は、EMCのストレージ製品群に、WAFS(Wide Area File Services)などのIPネットワークシステムを組み合わせて提供していく。NASを中核に、大量のデータを集約し、一元的に管理できる情報システム基盤を提供することで、内部統制強化を実現していくという。

 データの集約に伴い必須となるバックアップ/アーカイブシステムについては、EMCのデータ移行/管理ツールを活用する。また、データの一元管理にはアクセスコントロールや認証、アイデンティティ管理といった要素も不可欠となるが、これらはネットマークスのセキュリティ製品群を組み合わせて提供。内部統制に不可欠なデータマネジメントを強化していく。

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