マイクロソフト、ISVやSI向けにOracleからSQL Serverへの移行支援ラボを開設

マイクロソフトは、Oracle DatabaseをベースとしたパッケージやソリューションのSQL Server 2005への移行を支援する「Oracle マイグレーションラボ」を開設した。

» 2006年06月19日 19時40分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは6月19日、「Oracle Database」から同社の「SQL Server 2005」への移行を支援する「Oracle マイグレーションラボ」を開設し、サービスの提供を開始した。

 同社は先に、Oracle DatabaseからSQL Serverへの移行作業を効率化するツール「SQL Server Migration Assistant for Oracle 日本語版」(SSMA for Oracle)をリリースしている。移行に先立つデータベースの評価にはじまり、スキーマの変換やデータ移行、ストアドプロシージャや関数といったデータベースオブジェクトの変換といった作業を自動化するもので、移行作業が確実に行われたかどうかを確認することも可能だ。

 Oracle マイグレーションラボでは、このSSMA for Oracleを活用し、専門スタッフの支援を受けつつ移行支援を提供する。移行前の評価からスキーマ、データベース、オブジェクトの変換、データ移行といった一連の作業の確認を2日間で実施するという。

 マイクロソフトはすでに、富士通ソフトウェアテクノロジーズと共同で、PFUが提供するOracle Databaseをベースとしたコールセンター構築パッケージ「Customer Navi」をSQL Server 2005へ移行対応させるパイロット検証を実施。この結果、1カ月程度でSQL Server版の製品出荷を行えたという。

 Oracle マイグレーションラボはマイクロソフト調布技術センター内に設置され、同社パートナー企業のほか、Oracle Database対応パッケージ/ソリューションを提供しているISVやシステムインテグレータが利用できる。

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