米ローレンスリバモア国立研究所のスーパーコンピュータBlue Gene/Lが、持続パフォーマンスで207.3TFLOPSという記録を達成した。
米エネルギー省国家核安全保障庁(NNSA)とIBMは6月22日、スーパーコンピュータ「Blue Gene/L」(BG/L)の持続パフォーマンスで世界記録を達成したと発表した。
BG/LはNNSAのローレンスリバモア国立研究所に導入されているスーパーコンピュータで、世界ランキングで首位に立っている。今回、持続パフォーマンスで207.3TFLOPSという記録を達成した。
200TFLOPSを超すレベルのパフォーマンスを持続できたのは史上初であり、ローレンスリバモア国立研究所のBG/Lがかつて打ち立てた記録を自ら破ったと、IBMは解説している。
IBMによれば、今回の性能強化は主に、BG/Lのデュアルコアアーキテクチャを最大限に活用した新しい数学ライブラリをIBMのソフト研究チームが開発したことにより達成した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.