SAS、企業の戦略的予算立案を支援するソフトウェア最新版を出荷

SAS Institute JapanはCFOはじめとした財務/経営管理部門向けの基盤ソフトウェア「SAS Financial Intelligence」の最新版の出荷を開始したと発表した。

» 2006年06月26日 20時39分 公開
[ITmedia]

 SAS Institute Japanは6月26日、CFOはじめとした財務/経営管理部門向けの基盤ソフトウェア「SAS Financial Intelligence」の最新版の出荷を開始したと発表した。

 最近のCFO(最高財務責任者)や財務・経営管理部門は、法規制への対応や投資家への説明責任を果たすための透明性の確保、収益性の向上のための迅速な意思決定など、これまで以上に多くの課題を抱えているという。だが、一般的な企業では、これらの活動を支える情報基盤が脆弱で、社内の各所からスプレッドシートなどのデータを集めて手作業で統合することも多く、効率性、セキュリティ、透明性に問題を抱えている。特に、企業の戦略を計画に具現化する予算策定業務は時間が掛かると言われており、市場やビジネス環境の変化への対応が難しい状況だ。

 SASは、こうした課題解決に向けて、情報基盤と密接に連携した財務、経営管理部門向けのインテリジェンス基盤「SAS Financial Intelligence」の最新版を出荷するとしている。

 Financial Intelligenceは、予算策定や連結レポートを提供する財務管理、バランススコアカードなど、戦略を可視化する業績管理、日々の活動と収益を関連付けて管理する活動ベース管理を提供し、統合された情報基盤であるSAS 9上に実装されている。

 最新版の強化ポイントとしては、データ取得、参照、入力のパフォーマンスが向上したことが挙げられる。また、機能面では、1. 予算策定や連結レポートを提供する財務管理ソリューション「SAS Financial Management」、2. バランススコアカードを代表とする戦略を可視化する業績管理ソリューション「SAS Strategic Performance Management」、3. 企業の活動と収益・コストを関連付けて管理する活動基準原価管理ソリューション「SAS Activity-Based Management」の各製品間の連携がさらに強化された。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ