エクシン・ジャパンは、ITサービスに特化したマネジメントの国際規格「ISO20000」に基づいたITコンサルタント認定を開始すると発表した。
エクシン・ジャパンは6月27日、ITサービスに特化したマネジメントの国際規格「ISO20000」に基づいたITコンサルタント認定を開始すると発表した。当初は英語で開始し、日本語版は今秋を予定している。ITILファンデーション資格と並んで、ITサービスプロバイダーで働くITプロフェショナルの前提知識として必要な資格になってきそうだ。
ISO20000は、ITIL(Information Technology Infrastructure Library)をベースに、企業の情報システム部門やITサービスベンダーが効果的かつ効率的にITサービスを提供するための管理フレームや評価基準を規定した国際規格。2005年12月にBS15000からISO化された。
ITプロフェッショナル向けの認定体系は、「ITILファンデーション認定(ITIL Foundation)」「サービス品質マネジメント・ファンデーション認定(Service Quality Management Foundation)」「ITILサービス&プロセス・インプルーブメント認定(ITIL Services and Process Improvement)」「サービス品質マネジメント・アドバンス認定(Advanced Certification Service Quality Management)」の4段階で構成され、ITILマネージャ資格は、ITILサービス&プロセス・インプルーブメント認定と同等に扱われることになるという。
エクシンではISO20000に基づくITサービス品質マネジメントのITプロフェッショナル認定機関として、まずはITILファンデーションの上位資格にあたるサービス品質マネジメント・ファンデーション認定を開始する。
同資格では主に、ISO20000についてやそれに基づく審査、その認証取得の段階での品質マネジメントに関する知識を習得することがが求められてくる。試験はISO20000の基本コンセプトに焦点を合わせた40問の選択式問題から構成されるという。
イクシン・ジャパン代表の中川悦子氏は「ドキュメント作りに追われるマネジメントシステムでは意味がない。ちゃんとしたシステムとして回して行くには現場のエンジニアがしっかりとかかわっていかなければならない」と話し、ITILファンデーションと並んで、ITサービスプロバイダーで働くITプロフェショナルの前提知識として必要なものになるとアピールしている。
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