「ハイブリッド」Xeon投入で消費電力効率の争いがヒートアップポッドキャスト番組「マンデー・エンタープライズ」

ITmediaエンタープライズが伝えたニュースでIT業界の1週間を振り返るポッドキャスト番組、「ITmedia マンデー・エンタープライズ」── 今週はインテルの「ハイブリッド」Xeonほか

» 2006年07月03日 08時38分 公開
[ITmedia]

 ITmediaエンタープライズが伝えたニュースでIT業界の1週間を振り返るポッドキャスト番組、「ITmedia マンデー・エンタープライズ」── 今週はインテルの「ハイブリッド」Xeonほか

 先週の6月26日、インテルは「Woodcrest」のコードネームで呼ばれていた省電力志向の「デュアルコア インテルXeonプロセッサ 5100番台」を世界同時発表した。Xeonプロセッサ 5100番台では、低消費電力と高性能を併せ持つ、新しい「Coreマイクロアーキテクチャー」が採用され、消費電力当たりの性能はシングルコアXeonの約3.5倍に達している。

 データセンターでは、限られたスペースでCPUの集積度を高めていくことが求められ、それに伴い消費電力や発熱の問題が大きくクローズアップされており、インテルは、従来のマイクロアーキテクチャーをベースとしたデュアルコアXeonのDempseyを5月下旬に投入したばかりだが、わずか1カ月後に新しいアーキテクチャーを採用した「本命」、Woodcrestを投入してきた。

 消費電力当たりの性能に優れたAMD Opteronの攻勢を受け、このところ守勢に回っていたインテルだが、Woodcrestの投入によって、2ソケットの薄型ラックマウントサーバやブレードサーバなどでも巻き返しに転じることができる。

 また、チップセットを含む包括的なプラットフォームを売り込むインテルは、5月のDempsey発表に併せて「Bensley」と呼ばれる、新しいプラットフォームを投入している。このBensleyは、2007年初めに登場するクアッドコアのClovertownをサポートするほか、その後2009年まで、共有のプラットフォームとして提供される計画だ。このことはライフサイクルが比較的長いエンタープライズ市場では特に重要になるだろう。

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