NECインフロンティア、企業向けネットワーク事業を統合して新体制を構築

NECインフロンティアは、NECのPBX、ルーターなどの企業向けネットワーク事業の製品開発にかかわる部門と事業統合し、NECグループの企業向けソリューション事業を担う中核企業として新体制をスタートさせた。

» 2006年07月03日 17時48分 公開
[ITmedia]

 NECインフロンティアは7月1日付けで、NECのPBX、ルーターなどの企業向けネットワーク事業の製品開発にかかわる部門と事業統合し、NECグループの企業向けソリューション事業を担う中核企業として、新体制をスタートさせたことを明らかにした。

 NECインフロンティアとNECは、もともと企業向けネットワークと店舗向け流通システムにおいて事業領域が重なっており、2001年6月にキーテレホン(事業所用電話システム)とPOS端末の分野で事業統合を行っていた。これにより、NECグループにおけるキーテレホン、多機能電話機、POS端末などの製造をNECインフロンティアに集約し、国内外のNECグループに供給していた。その後、IPテレフォニー化の進展により、従来は別事業領域であったPBXとキーテレホンもますます接近する傾向にあるため、両社は重複投資の拡大を避け、経営資源の効率的な活用を図るために事業統合を決意したとしている。

 事業統合により、NECインフロンティアは共通のプラットフォームによる中小規模事業所向けのキーテレホンシステムから、大規模事業所向けのIP-PBX、SIPサーバまでの幅広い製品ラインアップを実現する。

 2008年度にIPテレフォニー分野において、国内30%、米国12%、豪州20%、アジア22%のシェアを目指す。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ