アカマイとネットマークス、データセンターを利用したWebの災害復旧サービス

アカマイとネットマークスは7月10日、企業向けにWebシステムのディザスタリカバリ(災害復旧)のインテグレーションサービスを提供することを発表した。

» 2006年07月10日 16時39分 公開
[ITmedia]

 アカマイとネットマークスは7月10日、企業向けにWebシステムのディザスタリカバリ(災害復旧)のインテグレーションサービスを提供することを発表した。

 このサービスでは、遠隔地にあるデータセンターを利用して、企業のWebシステムが大地震などの災害やシステム障害などにより停止した場合に、遠隔地にある代替用のバックアップシステムに迅速に切り替えることで、ダウンタイムを最小限に抑えることを目的としている。

 システムのバックアップには、アカマイのCDN(コンテンツ配信ネットワーク)のインフラを使ったストレージサービス「Net Strage」およびネットマークスの沖縄データセンター内の共有ストレージサービスを併用する。首都圏から1600キロメートル離れた沖縄県では地震が少ないという地理的条件がディザスタリカバリに最適であるとし、リモートバックアップシステムの構築と管理を行う。ユーザー企業側は、特別なシステムを構築する必要がない。

 データセンターのリモート運用・監視はネットマークスの子会社であるネットマークスサポートアンドサービスが担当する。ネットマークスでは、本サービスの2006年度の売上として5億円を見込んでいる。

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