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» 2006年07月12日 15時45分 UPDATE

企業内コラボの先に見えた“SOA”

IBMはWebSphere Portal V6を発表。内部統制を見据えたITそのものの統制にポータル化が重要なことを強調。13日まで六本木アカデミーヒルズで開催されるイベントで語った。

[ITmedia]

 日本アイ・ビー・エムは7月12日、東京・六本木アカデミーヒルズで「LotusDay 2006」を開催した。13日まで行われる。

 同イベントは、ビジネスユーザーからマネジャー、経営層を中心としたメッセージを含めるLotusブランド主導となるもの。東京開催の12日には、「SOAが変える、リッチクライアントが変える、Lotusが変える企業の未来」と題し、Lotus事業部長、澤田千尋氏から基調講演が行われた。

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 同氏は講演で、今期の開催について「イノベーション」を大きなテーマにしていると語り、現代の企業成長にはイノベーションが不可欠であることを強調した。さらに、この情勢は多くの国内企業で一致となっているものであると言い、多くのCEOから聞かれた言葉だという。その背景となるポイントとしては、根本的改革も重要視していることが共通認識でもあるという。

 内部統制でITそのものの改革にかかわるSOA(サービス指向アーキテクチャ)について、澤田氏は「さまざまな業務のアプリケーションを再利用可能な形で実現すること」と定義付けし、米国ダイムラー・クライスラーのコメントを挙げた。

 情報プロセスの整備は大がかりとなるもの、バックエンドのプロセスから始めることが先決だとコメントした。さらに、「SOA実現には3つのアプローチがある」と澤田氏。

 1つは、企業内すべてにかかわる比較的大がかりとなる「プロセス統合」。そして「情報統合」から始めるケース。例えば、RDBに入っているものなどから整備していくもの。さらにもう1つは、「人的なかかわりから統合していく」というケース。協業による生産性向上は、そのままSOAのプロセス統合に当てはまることが多いという。

P1070437.jpg WebSphere Portal V6で実現するポートレット。企業内でビジネスにかかわるそれぞれの立場でカスタマイズすることができる
P1070446.jpg 画面右に見えるのがポートレット。ドラッグ&ドロップでユーザーが使いやすいよう画面上で配置することができる

 これらの要点を押さえ、リリースされるのが「WebSphere Portal Version 6」であると澤田氏。コンポジットアプリケーションと呼ばれる再利用可能なプロセスが連携可能となっており、SOAに対応したシステム開発をWebSphere Portal上で実現できるという。

P1070440.jpg 既存サービスとの統合化はSOA実現の要

 また、WebSphere Portal V6と同じく、要となるのが「WebSphere Everyplace Deployment」(WED)。

 ビジネスにおける業務の大半は、クライアント環境のPCでIT利用されることからも、統合管理を実現するためにサーバ管理型のリッチクライアント実現が急務であるという。このコンセプトに基づいた次期Notesクライアント「Hannover」は、WebSphere Everyplace Deployment上で動作するものの一つとなる。

 LotusDay 2006は、SOA対応のポータルWebSphere Portal V6を始め、Lotus Notes/Dominoからの移行事例、Workplace製品など、Lotusの主力製品群の最新情報をそろえて六本木アカデミーヒルズで13日(木)まで行われる。今後は大阪で7月28日、福岡は7月18日、名古屋は7月19日、仙台は7月25日、札幌は7月26日に開催予定となっている。

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