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» 2006年07月20日 09時00分 UPDATE

ニュースコラム:富士通、日立にどう追いつく?――NECサーバ事業の新ビジョンに思う (1/2)

NECが発表した新しいITプラットフォームビジョン。そのキーワードのひとつである“現実解”について考える。

[石森将文,ITmedia]

新しいユーザーよりのビジョン

 NECは7月18日、“次世代IT基盤を実現するため”として、ITプラットフォームビジョン「REAL IT PLATFORM(リアル アイティ プラットフォーム)」を発表した。また同時に、そのビジョンを具現化した新たな製品群として、「NX7700iシリーズ(メインフレームクラスのIAサーバ)」および「SIGMABLADE(ブレードシステム)」をリリースした。ここではNECが言うところの“REAL”について考えてみる。なお当日発表された製品の技術的なでは詳細については、すでに関連記事で詳細が述べられているので、そちらで確認されたい。

 当日の会見およびリリースによれば、REALとはユーザーに柔軟・安心・快適を届けるための「現実解の提供」と「真の次世代IT基盤の追求」ということである。今回注目したいのは、現実解という言葉だ。

ソフトの世界でも、ハードの分野でも、新製品のリリースやバージョンアップが日々行われている。そしてその際には、各ベンダーとも、「信頼性・可用性の向上」や、「管理負荷およびコストの削減」といった様々な“売り文句”を打ち出す。

 もちろんそこに嘘はない。しかし、訴求の対象であるサーバ管理者にとっては、もはや聞き慣れた言い回しになってしまっていることも、また事実ではないだろうか。

 今回、「ユーザーに現実解を届ける」としたNECのビジョンには、単なる新製品発表とは違うインパクトがあった。見方によっては、基幹系サーバ市場において、お世辞にもトッププレーヤーとは言えないNECのあせりを感じる向きもあろう(実際会見の場では、競合はPRIMEQUESTという発言もあった)。しかし矢野社長自らが会見の席に立ち、“現実解”というユーザー視点の切り口を有するビジョンを表明し、そこにコミットしたことには、サーバ管理者の立場からも、一定の評価を与えられるのではないか。

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