MS、Exchange Server 2007のβ2リリース

機能がそろったExchange Server 2007β2は正式リリースに向けたマイルストーンだ。

» 2006年07月24日 18時15分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは7月24日、「Microsoft Exchange Server 2007」のβ2と「Forefront Security for Exchange Server」の公開β版をリリースした。

 機能がそろったExchange Server 2007β2は正式リリースに向けたマイルストーンだとMicrosoftは発表文で述べている。このβ2は電子メールの信頼性を向上させるための保護機能、メッセージング環境運用コストの削減に役立つ管理ツール、新しいモバイル機能など、新たな強化機能を備える。またブラジル語、ポルトガル語の新たなサポートを含め11カ国語をサポートする。

 Forefront Security for Exchange Serverは「Microsoft Antigen for Exchange」の次期バージョン。Exchange Server 2007と統合され、高度なセキュリティや中央管理機能を提供する。今回のβ版には以下の機能が含まれる。

  • メッセージングインフラの各層で同時に最大5個のアンチウイルスエンジンを利用して、ウイルス、ワーム、フィッシングなどの脅威に対抗する高度な防御機能
  • エッジ、ハブ、メールサーバにわたる組織的なスキャン、またメモリ内スキャン、マルチスレッドスキャンプロセス、パフォーマンスバイアス設定などの機能によるパフォーマンス最適化
  • Forefront Server Security Management Consoleを介してリモートインストール、エンジンとシグネチャのアップデート、リポーティング、アラートを行う中央管理機能

 Exchange Server 2007とForefront Security for Exchange Serverの正式リリースは2006年末か2007年初頭に予定されている。

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