日本オラクル、PeopleSoft Enterprise 9 HCMを発表

日本オラクルと日本オラクルインフォメーションシステムズは8月1日、大手企業向け統合業務アプリケーションの最新版である「PeopleSoft Enterprise 9」の人材管理アプリケーション「PeopleSoft Enterprise 9 ヒューマン キャピタル マネジメント(PeopleSoft HCM)」の提供を同日から開始すると発表した。

» 2006年08月01日 11時33分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルと日本オラクルインフォメーションシステムズは8月1日、大手企業向け統合業務アプリケーションのPeopleSoft Enterprise 9シリーズの人材管理アプリケーションとして「PeopleSoft Enterprise 9 ヒューマン キャピタル マネジメント(PeopleSoft HCM)」の提供を同日から開始すると発表した。

 PeopleSoft HCMには、企業の戦略に合致した人材育成を組織的に実行できるような機能の実装が図られる。日本ではまず、戦略的な人材育成を支援する学習管理機能「PeopleSoft Enterprise ラーニング マネジメント」が提供されることになった。ラーニングマネジメントを活用することで、企業は従業員の能力とスキルに応じた学習や、さまざまな業務イベントに基づく知識や情報の浸透を促進することができるという。最新版では特に、評価結果に基づく最適な学習計画機能や、内部統制とコンプライアンス対応のための社内資格認定機能などが強化されている。さらに、この冬から、人事、給与管理機能の最新版を日本で提供する予定としている。

 日本オラクルと日本オラクルインフォメーションシステムズは、クロスライセンス契約に基づき、HCMソリューション専任組織を日本オラクル内に配置して営業活動を行う。特にグローバルオペレーション、グループ人事や人材開発を必要とする大手企業向けに「PeopleSoft HCM」を販売する考えだ。

 PeopleSoft Enterprise 9 ヒューマン キャピタル マネジメントを社員5000人の企業に導入した場合のライセンス価格は3200万円(税込)となる。

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