OracleはSigma Dynamicsの技術で「Oracle Business Intelligence Suite」「Oracle Fusion Middleware」を強化する。
米Oracleは8月24日、リアルタイム予測分析技術を手掛けるSigma Dynamicsの知的財産を買収したと発表した。買収額は公表されていない。
同社はこれにより、「Oracle Business Intelligence Suite」「Oracle Fusion Middleware」を強化する計画だ。
Sigma Dynamicsの「Real-time Decision」ソフトは、絶えず変化する情報にインテリジェントに適応することで、顧客の決定に際して最善の推薦をするためのもので、リアルタイムのオファー管理、フィールドサービス最適化、予測的通話ルーティング、詐欺検出などのアプリケーションを含む。
「OracleとSigma Dynamicsの技術を組み合わせれば、企業は顧客とのやり取りをより的確に予想できる」とOracleの製品管理担当副社長ポール・ロドウィック氏は発表文で述べている。
Sigma Dynamicsは以前からOracleの「Siebel Real-Time Decisions」の基盤となっている。OracleはSigma Dynamicsの製品を自社アプリケーションと併用するとともに、単体での提供も続ける。
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