NRI、テキストマイニングでイントラブログの利用状況を分析

野村総合研究所（NRI）は、テキストマイニングで分析可能なソフトウェアを11月に発売する。

[ITmedia]

　野村総合研究所（NRI）は9月7日、テキストマイニング技術を用いて、イントラブログ（社内ブログ）の書き込み内容や利用状況を分析することが可能なソフトウェア「TRUE TELLERイントラブログ活性化支援システム」を、11月に発売することを発表した。

　同社は、このシステム導入により、イントラブログ内で急増している話題や、イントラブログの社内コミュニケーション度合いが把握可能になるとしている。

　イントラブログはメールに替わる新しい社内コミュニケーションツールとして注目されているが、導入してもその効果が実感できないという課題が残されていた。そこで同社が開発したのが今回発表された、200社への導入実績を誇るテキストマイニングツール「TRUE TELLER」を元に、ブログに書き込まれた内容の構文解析と統計解析処理を行ってイントラブログの利用状況を分析する「TRUE TELLERイントラブログ活性化支援システム」。

　TRUE TELLERイントラブログ活性化支援システムでは、「注目トピック分析」や「人気ブログランキング」を搭載してブログ上で急増している話題（トピック）や人気のブログを分析できるほか、「ブログアクセス状況分析」「ブログ活性度分析」「利用状況クロス分析」といった機能も搭載し、社内コミュニケーションへの貢献度を把握し、継続的にモニタリングすることも可能としている。

　このほかにも、「ブログネットワーク分析」「ブログオススメ機能」「ブログ詳細分析（ドリルダウン）」「イントラブログシステム（「Movable Type Enterprise」など）との連携機能」などを搭載。ブログの書き込みの類似度や相互閲覧状況などから関連性マップを描き出し、社内の重要ナレッジの融合を実現することも可能になるという。これらの機能を活用することで、イントラブログを活性化するアクションプランの作成が容易になるとしている。

　同社は今後、TRUE TELLERイントラブログ活性化支援システムの11月発売に向けて、シックス・アパートなどと連携し、イントラブログ導入企業への試験導入とシステムの機能改善を実現して行く予定。

　TRUETELLERイントラブログ活性化支援システムの価格は最小構成で120万円程度を予定。1年間で50社への導入を見込んでいる。また、ASP形式での提供も検討しているという。