日本ヒューレット・パッカード(HP)は、ライフタイム保証付きの小中規模サイト向け「ProCurve Switch」の新製品を発表した。
日本ヒューレット・パッカード(HP)は9月11日、小中規模サイト向けのレイヤ2(L2)スイッチ「ProCurve Switch 2810シリーズ」「ProCurve Switch 1800シリーズ」および「ProCurve Switch 2510-24」を発表した。2810/1800シリーズは9月11日、2510-24は9月19日からの出荷となる。
今回発表されたのは、いずれも上位のL3スイッチとともにネットワークエッジを集約するスタッカブル型のローエンドモデル。L2スイッチとしては基本的な仕様の製品でありながら、ユーザーが使い続けるかぎり電話やメールでの対応や機器障害時の製品交換(オンサイト交換は別料金)などの無償サポートを行う「ライフタイム保証」を採り入れた。
「われわれは顧客に焦点を当てている。安ければいいというわけではなく、品質、コスト効率といった投資に見合う価値の提供が大切だ。他社製品の保証期間は1年、長くても5年、10年だが、われわれは『一生涯』の保証を約束する」(HP)。
2810シリーズは、10/100/1000Mbpsイーサネット×24ポートモデルの「2810-24G」、48ポートモデルの「2810-48G」の2種類がある。IEEE 802.1xやMACアドレス/Webによる接続認証、ならびにTACACS+による管理者認証などのセキュリティ機能やIEEE 802.1p QoS(トラフィック優先制御)機能を備え、「ローエンドクラスでこうしたインテリジェンスを持つ製品はほかにない」(HP)。4つのMini-GBICによるファイバギガビット用アップリンクポートも装備している。
1800シリーズは、10/100/1000Mbps×24ポートおよび8ポートの2モデルがあり、8ポートモデルはハーフラックサイズでファンレス設計となっている。目新しい要素としては、Web対応の管理インタフェースが提供されている。
米HPの製品担当者は「ワイヤリングクローゼット、オフィス・デスクトップなどスイッチのさまざまな利用環境を考え、箱を開けてすぐに使えるよう小型化、静音化を図った。ユーザビリティでは他社より1年先を行っている」とProCurveスイッチの先進性をアピールした。
各製品の価格は、以下のとおり。
製品名 | ポート数 | 税別価格 |
---|---|---|
ProCurve Switch 2810-24G | 10/100/1000Mbps×24 | 38万円 |
ProCurve Switch 2810-48G | 10/100/1000Mbps×48 | 64万円 |
ProCurve Switch 1800-8G | 10/100/1000Mbps×8 | 3万4000円 |
ProCurve Switch 1800-24G | 10/100/1000Mbps×24 | 8万4000円 |
ProCurve Switch 2510-24 | 10/100Mbps×24 | 6万8000円 |
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