NEC、HAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」シリーズを発売

NEC、高可用性ソフトウェアのブランドならびに製品シリーズの名称を「CLUSTERPRO X」に統合、新ブランドの下で「CLUSTERPRO X 1.0」および「CLUSTERPRO X HA/SimplifiedManager R1.1」を製品化した。

» 2006年09月13日 15時56分 公開
[ITmedia]

 日本電気(NEC)は9月13日、高可用性ソフトウェアのブランドならびに製品シリーズの名称を「CLUSTERPRO X」に統合、新ブランドの下で「CLUSTERPRO X 1.0」および「CLUSTERPRO X HA/SimplifiedManager R1.1」を製品化し、同日から販売を開始した。

 「CLUSTERPRO X」シリーズは、複雑化する企業内クラスタシステムを統合的に管理可能にするとともに、ディスクやミラーリングなどについてシステム構成の自由度を高めることで、低コストで信頼性の高いシステムを実現する高可用性ソフトウェア。

 CLUSTERPRO X 1.0は、WindowsおよびLinuxで実装機能・設定項目を統一化し、システム全体を1つの管理サーバから統合管理できる。同一のクラスタシステム内で共有ディスク構成とミラーディスク構成を併用できるほか、パーティション単位で「N:1スタンバイ」構成に対応するなど、システム構成の自由度を大幅に高めている。

 また、遠隔クラスタ機能を強化し、新たに非同期でのデータ書き込みを実現。これにより、ネットワーク性能が低い環境や遠距離でのシステム構成においても信頼性の高いクラスタシステムを構築可能となった。

 CLUSTERPRO X HA/SimplifiedManager R1.1は、HP-UXサーバ上のCLUSTERPRO Xシリーズ各製品の設定を、一元的に行うことができる新製品。

 価格は、CLUSTERPRO X 1.0が60万円から、CLUSTERPRO X HA/SimplifiedManager R1.1が11万5000円から。今後、これまで「CLUSTERPRO」ブランドで販売していた各製品はすべて「CLUSTERPRO X」シリーズとして提供され、NECでは、CLUSTERPRO Xシリーズ合計で今後3年間に200億円の販売を見込む。

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