ニュートラルとDAL、電機・電子部品業界の調達業務向けWeb-EDIシステムを発表

ニュートラルとデータ・アプリケーションは、EIAJ-EDI標準に準拠し、発注から検収までの取引業務フローをWeb画面で管理可能なWeb-EDIシステム「BUYSELWARE」を共同開発、その販売を開始した。

» 2006年10月04日 14時41分 公開
[ITmedia]

 インターネットEDIシステムのパッケージベンダーであるニュートラルと、EDIを中心とするビジネスを展開するデータ・アプリケーションは、電機・電子部品業界の調達業務向けWeb-EDIシステムを容易に構築可能なソフトウェア「BUYSELWARE」を共同開発、10月2日に販売を開始した。

 インターネット経由でWebブラウザを使用し電子商取引を行うWeb-EDIは、購買(発注)側が取引用のWebサイトを開設し、納入(受注)側がパソコンのWebブラウザで注文情報の確認や納期の入力などを行う。PCとインターネット接続環境があれば電子商取引が可能になり、従来の電話や郵送、FAXによる業務を大幅に効率化できることからWeb-EDIの利用が増加している。

 BUYSELWAREは、社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)が定めた契約のための各種注文要件を満たす情報に関する標準「EIAJ-EDI標準」に準拠した伝票表示形式で見積から注文・納品・検収に至る一連の取引業務を管理できる業務プロセス管理機能を提供する。

BUYSELWARE BUYSELWARE

 見積時や注文時に、受注側での仕様書や図面などの表示、EIAJ-EDI標準の納品伝票や荷札の印刷が可能なほか、取引データを生産管理システムや調達システムなど、社内の基幹システムと連携するアダプタを豊富に備え、リアルタイム取引を容易に実現可能。

 全銀手順や全銀TCP/IP手順、JEITA/ECALGAなどの通信手順を追加導入できるため、すでに導入している従来型EDI/次世代EDIと統合した運用も可能。

 価格は中堅企業向けが380万円(100ユーザー)から。今後流通・小売業界向けに必要な機能を組み込んだ流通・小売業界版を2007年7月に発売予定。

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