日本SGI、スケーラブル・ビジュアル・クラスタを発表

日本SGIは、最新のGPUを搭載したスケーラブル・ビジュアル・クラスタ「Silicon Graphics Asterism」を発表した。米SGIの製品ではなく、日本独自の製品となっている。

» 2006年10月05日 15時21分 公開
[ITmedia]

 日本SGIは10月4日、最新のグラフィックスプロセッサ(GPU)を搭載したスケーラブル・ビジュアル・クラスタ「Silicon Graphics Asterism」を発表した。SGI AltixやPrismとは異なり、米SGIの製品ではなく、日本独自の製品となっている。

Silicon Graphics Asterism Silicon Graphics Asterism

 同製品は、1ノード3Uサイズの筐体内に、AMDのCPUを2個、メモリ最大32Gバイト、HDD16台を搭載可能。PCI Express x16が2スロット用意され、GPUにNVIDIA Ultra High Performance Graphicsシリーズを利用可能。OSは、Windows XP Professional、Linuxから選択可能。ビジュアライゼーション・プラットフォームとしては、Silicon Graphics Prismが存在するが、こちらはOSがLinuxのみとなっている。一方、今回発表されたAsterismは、Windowsも選択可能となっている。

 大学や研究所における先端科学の研究開発、製造業におけるCADデータを用いた設計、防災や景観などの各種シミュレーションのほか、博物館などでの文化の可視化、放送分野でのエンコーダ、映像分野での編集システムなど広範にカバーするとしている。今後、同社はは従来から提供しているグラフィックスソフトウェアを新製品に対応させていくとともに、常駐サポートを含む運用支援サービスなどのソリューションを提供していく予定。

 価格は、最小構成で約90万円から。11月から出荷が開始される予定。

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