富士通とシスコ、キャリア向けハイエンドルータに小型モデルを追加

富士通とシスコシステムズは、通信事業者向けのハイエンドルータ「Fujitsu and Cisco CRS-1」シリーズに、小型の4スロットタイプの新モデルを追加した。

» 2006年10月06日 08時30分 公開
[ITmedia]

 富士通とシスコシステムズは10月5日、共同ブランドの「Fujitsu and Cisco CRS-1」シリーズに4スロットシャーシタイプの新モデルを追加し、販売を開始した。

 Fujitsu and Cisco CRS-1シリーズは、2004年12月に両社が結んだ提携を元に開発された、通信事業者向けのハイエンドルータで、共同開発の専用OS「Cisco IOS XR」を搭載している。これまで16/8スロットモデルが提供されてきた。

 新たに追加された小型の4スロットモデルは、各地域の通信事業者やISPでの利用も視野に入れたもの。また、新モデルをレイヤ3のアグリゲーションルータとして利用し、既存モデルと組み合わせることで、より柔軟なトラフィック制御が可能になるという。

 新モデルのスイッチング容量は320Gbpsで、I/Oモジュールは従来のモデルと共通のものを採用している。本体シャーシの価格は3336万3000円で、2007年1月より出荷を開始する予定だ。

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