Salesforce、開発言語「Apex」を発表――サービスのカスタマイズが可能に

Apex言語を使えば、ワークフローや承認プロセス、画面表示など、Salesforce上の機能のカスタマイズが可能に。CRMやSFAが中心だったサービスが、ERPなどのより複雑なサービスへも拡大する可能性を開いた。


 米Salesforce.comは10月9日、同社サービスの機能のカスタマイズを可能にするプログラミング言語「Apex」を発表した。ApexはJavaに似た開発言語およびプラットフォームで、ユーザーは、Salesforce上のワークフローや承認プロセス、画面表示などをカスタマイズできるようになる。従来Salesforceが提供してきたサービスはCRMやSFAが中心だったが、Apexにより、ERPなどの、より複雑でインタラクティブなサービスも提供することが可能になるといい、ユーザー層の大企業への拡大を狙う。

 Salesforce.comは併せて、Apex促進のための企業連合Apex Allianceの結成も発表。Dell、Symantec、Cingular、Palm、Adobeなどのテクノロジー関連企業に加え、AccentureやDeloitteなどのコンサルティング会社も参加している。

 プラットフォームの公開は、併せて発表されたSalesforceの次期バージョン「Salesforce Winter '07」公開と同時の、2006年第4四半期中を予定している。開発言語としてのApexは、2007年上半期にリリース予定。Winter '07にはApexプラットフォームの採用のほか、ユーザーからの要望の多かったリマインダ機能や、サービスを複数言語で利用できる機能の追加などが行われた。さらに、米CiscoやNortelなどのコールセンター用製品に対応した「Salesforce Call Center Edition」も用意する。

 また、Salesforce用アプリケーションの開発を行う新興企業やユーザーを支援するため、「AppExchange Incubator」プログラムを発表。Apexプラットフォームへのアクセスに加え、オフィススペースの賃貸、Salesforce.comの従業員との協業のための環境などのリソースを提供する。プログラム第1弾は、2007年第1四半期中に米カリフォルニア州でスタート予定で、以降12〜18カ月にわたり、同様のプログラムを米国内外で開始する予定だという。

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