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» 2006年10月19日 10時16分 公開

MS、SA顧客向けにデスクトップ最適化パック提供へ (1/2)

Microsoftは1月から、Software Assurance契約を結んでいる顧客に、デスクトップ管理技術をまとめた「Microsoft Desktop Optimization Pack」を提供する。

[Peter Galli,eWEEK]
eWEEK

 米Microsoftは、企業がデスクトップとアプリケーションの導入・管理時に経験する苦痛を軽減するための新しいツールを提供する計画だ。

 同社はここ数カ月の間に手に入れた4種類の技術を「Microsoft Desktop Optimization Pack for Software Assurance」という製品にバンドルする。同製品は10月17日にSoftSummitで発表された。

 だがこれら技術は1月から、Software Assurance契約でWindowsデスクトップを使う顧客に単一のアドオンサブスクリプションパックとしてのみ提供される。

 コストはデスクトップ1台につき年間10ドルになると、MicrosoftのWindowsクライアントプロダクトマーケティング部門上級ディレクター、ガブリエラ・シャスター氏はeWEEKに語った。

 この新しいパックに含まれるのは、Softricityから取得した、Microsoft SoftGridとして知られる「SoftGrid for Windows Desktop」とAssetmetrixから取得した「Asset Inventory Services」。前者はアプリケーションの仮想化とストリーミングに使われ、後者はデスクトップ上の全ソフトについてインベントリをスキャンしてカタログ化し、それを報告書や分析に変換できるようにする。

 またWinternalsのIT管理者用パックも含まれる。これはデスクトップの修復を迅速化するもので、「Microsoft Diagnostic and Recovery Toolset」と改称される。DesktopStandardの買収で獲得したGPOVaultも含まれる。これはバージョニング、変更管理、デリゲーションによりグループポリシーの管理を可能にする。

 これら4製品のメンテナンスなしのバージョンは2007年6月まで現行の価格で元のベンダーから提供されるが、その後はWindows Software Assurance顧客にのみ提供されるとシャスター氏。

 この製品はWindows Vistaのリリースとは関係しておらず、Windows 2000およびXP上で動作するという。

 「過去5年間、顧客から同じペインポイントに関して、特にアプリケーションの互換性と資産管理、アプリケーションライフサイクル管理について意見が寄せられていた」(シャスター氏)

 Microsoftは、既存の社内の技術も含め、そうしたペインポイントの解決策を提供する最善の方法を検討してきた。「残念ながら、Vistaに多くの解決策を搭載することはできたが、すべてをそろえることはできないと思った。そこで、こうした問題に確実に対処するために、これらの技術を買収した」(同氏)

 こうした痛みを直接経験した企業の1社がExpediaだ。同社はMicrosoft Asset Inventory Servicesを使って、IT管理やサポートの問題を減らすと同時に、社内の5700台のPC上のソフトを把握していると同社のIT調達ディレクター、テリー・ブレイク氏は語る。

 「最初に、Desktop Optimization Packに含まれる前に導入したInventory Servicesは、コストの8倍以上に元が取れた。われわれは実際に使っているよりも多くのバージョンのソフトを走らせていると思っていた。初めて、推測しなければならなくなる前に確固たる証拠が手に入った」(同氏)

 Microsoftはまた、将来この新しい機能をWindowsクライアントのカーネルに組み込む可能性が高い。「次のバージョンではないだろうが、この種の技術をいつか皆に提供したい。だがSoftware Assuranceのポイントは、新技術をいち早く利用できる点にある」とシャスター氏は言う。

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