沖電気、NGN対応のコミュニケーションサーバ発売

沖電気は、固定/移動体サービスの提供を同一のIPネットワークで可能にする製品群を強化する。

» 2006年11月02日 20時12分 公開
[ITmedia]

 沖電気工業は、NGN(次世代ネットワーク)に対応したキャリアグレード・コミュニケーションサーバ「CenterStage NX5000シリーズ」に、新たに3機種をラインナップし、2006年12月に発売する。

「CenterStage NX5000 R2」 「CenterStage NX5000 R2」セッション制御サーバ

 新機種は、固定IP電話サーバ機能とFMCサービスに必要なプラットフォームのIMS(IP Multimedia Subsystem)機能を持ち、固定/移動体サービスを同一のIPネットワークで構築するできる。また、独自開発のミドルウェア「CenterStage HAPF」を搭載し、二重化された汎用サーバでのサービスの高速切り替えや、稼働中のソフトウェアのバージョンアップが行えるという。

 ラインナップされるのは、「CenterStage NX5000 R2」と「同NX5100」、「同NX5200」の3種類。NX5000 R2は、IMS対応のセッション制御サーバで、呼制御機能のS-CSCFと、複数のS-CSCFから最適なものを選択するI-CSCF機能をサポートする。

 NX5100は、IMSに対応したSIPプロキシサーバで、端末からのSIPメッセージをI-CSCFとS-CSCFに転送するP-CSCF機能をサポートする。またNX5200は、IMSに対応したメディアゲートウェイ制御サーバで、既存の電話網と相互接続するためのMGCF機能をサポートしている。

 価格は別途見積りで、出荷開始時期は2006年12月31日の予定。同社では、今後3年間で30システムの販売を見込む。

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