Symantec、顧客サポートのために3階層の統合ポートフォリオを提供

11月6日、Symantecは自社のセキュリティ製品のサポートサービスを一元化し、サービスレベルの異なる3つの階層に分類した統合ポートフォリオを提供すると発表した。

» 2006年11月07日 17時39分 公開
[Scott Ferguson,eWEEK]
eWEEK

 世界最大のセキュリティソフトウェアメーカーであるSymantecは、サポートサービスの構成を簡素化しようとしている。

 カリフォルニア州クパティーノに本社を置くSymantecは11月6日、自社のセキュリティ製品のサポートサービスを一元化した統合ポートフォリオを提供すると発表した。

 この統合サービス製品では、Symantecは自社のサポートサービスを3つの異なる階層に分類している。「Symantec Business Critical Services」「Essential Support」「Basic Maintenance」である。

 Symantecはこのところ、企業顧客向けの新製品およびサービスを次々と発表している。同社はニューヨーク市で10月10日、「Security 2.0」という新構想を発表した。

 Symantecの幹部によると、この構想の背景には、セキュリティソリューション/製品の強固なベースを企業に提供する必要があるとする同社の考えがあるという。これにより企業ユーザーは、果てしなく続く新種のウイルスの登場や、社内のIT構造のアップグレードに伴って進化する各種の脅威などを心配することなく、新しい技術の導入に専念できるようになるという。

 新しい統合サービス製品の中で最も総合的なサービスを提供するのがSymantec Business Critical Servicesである。これには、企業を対象としたオンサイトサポート、パーソナライズ型アカウントプランニング、Symantecの上級サポート担当者へのダイレクトアクセスなどが含まれる。

 Essential Supportプログラムは2番目の階層に位置する製品で、24時間のサポート、Symantecの技術サポート担当者へのアクセス、ならびにアップグレードを顧客に提供する。

 Basic Maintenanceは、標準的な営業時間内のサポートと一部の製品アップグレードを提供するサービスパッケージである。

 これらの3つの製品は、個々のプログラムが提供するサービスの量およびSymantecのサポート担当者へのアクセスに応じて課金される。

 この統合サービス製品に含まれる3つの階層はいずれも、Symantecのチャネルパートナーおよび同社の直販部門を通じて既に利用可能となっている。

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