ミラクル・リナックスなど3社、FIMのライセンスをバンドルした電子カルテシステムを発表

Twin Sun、エーゼット、ミラクル・リナックスの3社は、電子カルテシステム「MEDEX on MIRACLE LINUX」シリーズに、国内で初めて正式にFIM方式による評価法をバンドルして12月から提供を開始することを明らかにした。

» 2006年11月07日 18時03分 公開
[ITmedia]

 Twin Sun、エーゼット、ミラクル・リナックスの3社は11月7日、MIRACLE LINUXをベースとする電子カルテシステム「MEDEX on MIRACLE LINUX」シリーズに、国内で初めて正式にFIM(Function Independence Measure)方式による評価法をバンドルして12月から提供を開始することを明らかにした。

 「MEDEX on MIRACLE LINUX」シリーズは、Twin Sunが開発した中規模以上の病院向け次世代電子カルテシステム「MEDEX」とミラクル・リナックスのMIRACLE LINUXをバンドルしたLinux版電子カルテシステム。医療機器商社のエーゼットを通じて提供されている。

 今回、Twin SunがUNIFORM DATA SYSTEM FOR MEDICAL REHABILITATION(UDS)から公式ライセンスの取得を受けたことで、FIM方式を公式に採用したFIM評価表を「MEDEX on MIRACLE LINUX」シリーズにバンドルする。

 FIMは、リハビリテーションの国際的な標準の評価基準として広く採用されており、欧米ではFIM評価表とそのデータを管理するソフトは、UDSと正式ライセンス契約をかわした各医療機関のみが利用できる。日本では、多くの医療機関がUDSから正式ライセンス契約を締結することなくFIM評価表を利用しているが、今回提供されるシステムを導入することで、公式なFIM評価機能を利用できる。

 併せて、日本の医療機関がUDSから正式のFIM評価基準を利用できるようにライセンス取得手続きをTwin Sunが代行し、ライセンス取得した医療機関に対しては、FIM評価データを米国のUDSに直接送信できる安全なインフラを提供するとしている。

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