オープンソースSOAプラットフォームの「JBoss ESB」発表

SOAのためのオープンソースプラットフォーム「JBoss ESB 4.0」は12月に正式リリース予定。「JBoss Application Server 5.0」の新機能も披露された。

» 2006年11月21日 11時17分 公開
[ITmedia]

 米Red Hat傘下のJBossは11月20日、サービス指向アーキテクチャ(SOA)のためのオープンソースプラットフォームとなる「JBoss ESB」を発表した。

 ESBはアプリケーション、サーバ、ビジネスコンポーネント、ミドルウェア間の通信を仲介してビジネスプロセスを統合・自動化する製品。JBoss ESB 4.0はJBoss Enterprise Middleware Suite(JEMS)を締めくくる製品となり、リリース候補の提供が開始された。12月に正式リリースし、2007年にはRed Hatの有料サービスでサポートする予定。

 JBossは同日、Javaアプリケーションサーバの次期バージョン「JBoss Application Server 5.0」に盛り込む新機能も発表し、ベルリンで開催のユーザーカンファレンスでプレビューを披露した。

 新機能ではクラスタリング、メッセージング、Webサービスといった強化型のプラットフォームサービスを提供し、信頼性、パフォーマンス、互換性の向上を図る。

 これら新技術を盛り込んだJBoss Application Server 5.0は12月にβ版をリリースし、正式版は2007年上半期に登場予定。また、現行バージョンのJBoss Application Server 4.0.5向けにも同日から提供が開始された。

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