SOAに基づくアプリケーション開発を標準化――日本IBM

日本IBMは、SOAに基づくアプリケーション開発での新製品ツール群と施策を発表した。

» 2006年12月12日 17時19分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは12月12日、SOAに基いたアプリケーション開発のツール製品群「IBM Rational Software Delivery Platform V7.0」(SDP V7)を、12月23日から出荷すると発表した。

 SDP V7は、SOAに基づくアプリケーション開発に必要なUMLモデリングを提供するもの。アプリケーション開発を、企業レベルで標準化することができる。

 SDP V7では、EA(Enterprise Architecture)や情報システムの設計図を分割し、並行的に設計を進める機能が強化されている。これにより、オフショア開発といった大規模な分散開発を実現することができるという。

 製品メニューと価格は、基本設計ツール「Software Modeler V7.0」が25万6700円(税別)、JavaとC++の設計/開発ツール「Systems Developer V7.0」が35万6800円(同)、SOAとJ2EE、Javaの統合開発環境「Application Developer V7.0」が57万2000円(同)、SOAとJ2EE、Java、C++のポータルアプリケーション設計/開発ツール「Software Architect V7.0」が78万6500円。

 日本IBMでは、2006年5月からWebでSOAを活用する際の変更管理やセキュリティなどをまとめたガバナンス手法を無償公開している。今回の発表に合わせ、SOAの設計手法を新たに公開した。また、オープンソースの活用促進のため、開発環境「Eclipse」の有償サポートプログラム「Rational Elite Support for Eclipse」を、12月6日から開始している。

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