三井グループのネクストコムと三井情報開発が来春合併へ

三井物産を筆頭株主とするネクストコムと三井情報開発は12月21日、2007年4月1日に合併することで最終合意に達したことを明らかにした。新会社名は「三井情報」となる。

» 2006年12月21日 18時00分 公開
[ITmedia]

 三井物産を筆頭株主とするネクストコムと三井情報開発は12月21日、2007年4月1日に合併することで最終合意に達したことを明らかにした。ITサービス業界では、システムインテグレーションネットワークインテグレーションの垣根が低くなるとともに、顧客もコンサルティングから構築、保守・運用までを一貫して受託できる体制を求めている。同じ三井物産グループの両社は、こうしたニーズに応えるべく、合併の道を選んだ。

 合併を発表するリリースでは、「ネクストコムのネットワーク技術力と営業力、三井情報開発の安定した顧客基盤、システム構築力と運用・サービス力を結集し、長期安定収益基盤の上に立ったSI&NIコラボレーションを展開し、拡大する市場を積極的に取り込んで高い成長を達成する企業へと進化する」としている。

 今後、両社はそれぞれの臨時株主総会において承認を得たのち、新会社の商号を「三井情報株式会社」、存続会社をネクストコムとして、平成19年4月1日を効力発生日として両社は合併、三井情報開発は上場廃止し、解散するという。

 平成18年3月期の売り上げは、ネクストコムが443億2500万円、三井情報開発は219億2600万円だった。両社の合併比率は、1:0.048を予定しており、三井情報開発の株式1株に対し、ネクストコムの株式0.048株を割り当てるという。

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