2つのオープンソースベースの商用版アプリケーションが技術連携

オープンソースベースの商用版ソフト「Scalix」と「SugarCRM」の連携強化を目的に、日本スケーリックスとケアブレインズが技術提携した。

[ITmedia]

　日本スケーリックスとケアブレインズは12月25日、2社のアプリケーション製品「Scalix」と「SugarCRM」の連携強化を目的に技術提携を行うと発表した。これにより、Microsoft Outlookとの連携も可能になるという。

　Scalixは、米Scalixが提供するメールおよびグループウェアソフトウェアの統合アプリケーションで、日本語版は日本スケーリックスから2007年2月に発売される。またSugarCRMは、米SugarCRMが提供するオープンソースのCRMソフトウェアの商用版で、日本語版の販売やサポートをケアブレインズが行っている。

　この提携により、Scalixで受信したメールをSugarCRMで活用できるほか、ScalixとSugarCRMのアドレス帳、スケジュール、仕事情報を同期させることができる。また、2社ではMicrosoft Outlookと連携するためのプラグインを提供し、Outlookとも同期できるようになる。

　2社では将来的に、日本独自の処理ニーズを取り入れた商品開発も行う予定だという。