個への最適化進む――自分好みの検索エンジンチューンが可能に：Windows Liveが魅せる次世代マッシュアップ（4/5 ページ）

[大澤文孝，ITmedia]

　表1の演算子は、検索マクロ専用の演算子ではなく、Live Searchで検索するときに直接入力して利用することもできる演算子だ。

表1■指定できる検索条件

演算子	意味
+	語句を必ず含めるようにする
""	完全合致とする
& または AND	「A & B」（または「A AND B」）の書式で用い、条件Aと条件Bの両方を含む
- またはNOT	「-X」（または「NOT X」）の書式で用い、条件Xが含まれるページを除外する
| または OR	「A | B」（または「A OR B」）の書式で用い、条件Aまたは条件Bのどちらかを含む
()	複数の条件を1つにまとめる
contains:	指定した拡張子をもつファイルへのリンクを含む
feed:	RSSフィードやAtomフィードから検索する
filetype:	指定されたファイル形式（html、txt、pdf、doc、xls、ppt）から検索する
hasfeed:	RSSフィードやAtomフィードにリンクをもつページを検索する
inanchor:	ハイパーリンクの文字列内から検索
inbody:	本文から検索
intitle:	タイトルから検索
inurl:	URLから検索
ip:	特定のIPアドレスをもつサイトから検索
language:	特定の言語コードで書かれたページを検索（日本の場合は「ja」）
link:	特定のサイトまたはドメインへのリンクが含まれるものを検索
linkdomain:	特定のドメインへのリンクが含まれるものを検索
linkfromdomain:	特定のドメインからリンクされているものを検索
loc: または location:	特定の国／地域コードで書かれたページを検索（日本の場合は「jp」）
prefer:	特定の語句を含んでいたら、優先順位を上げる
site:	特定のサイトのページを検索

　まずは簡単な条件として、たとえば、次のようなものを考えよう（画面10）。なお、検索マクロの条件式は、適当なところで改行を入れてもよいし、改行を入れずに、1行で記述してもかまわない。

-トラックバック

-Trackback

-ブログ

-Blog

画面10■ブログを検索対象から除外する例

　これは、「トラックバック」「Trackback」「ブログ」「Blog」の4つの語句を含まないという条件だ。これらの語句は、ブログのページに含まれていることが多いため、検索した時に、大半のブログを検索対象から除外できることを期待できる。

　もうひとつ実用的な例を見てみよう。例えば、次の検索設定だ。

(contains:doc | contains:xls)

inbody:"テンプレート"

　これは、「拡張子doc」または「拡張子xls」のファイルへのリンクを含み、本文に「テンプレート」を含むという条件だ。