マイクロソフト、3種の「Office」向けSDKをリリース

Microsoftは1月23日、SharePoint ServicesおよびSharePoint Server 2007、Project 2007向けのソフトウェア開発キットをリリースした。

» 2007年01月24日 17時26分 公開
[Peter Galli,eWEEK]
eWEEK

 Microsoftは1月23日、「Windows SharePoint Services 3.0」「Microsoft Office SharePoint Server 2007」「Microsoft Office Project 2007」プラットフォーム向けのソフトウェア開発キット(SDK)をリリースした。

 同社の広報担当者はeWEEKに対し、このSDKは、完全なプラットフォームAPIリファレンスとともに技術ガイダンスやサンプルコードを開発者に提供し、Officeビジネスアプリケーションの開発を支援するものだと話した。

 これらのソリューションを利用すれば、企業社員がOfficeなどのアプリケーションを用いて、組織のバックエンドシステムに保存されている必要な情報にアクセスするといったことが可能になる。

 Microsoftは「MSDN」サイトに開発者向けのOfficeシステム素材を数多く置いているが、同SDKもそこに加えられることになるという。

 また同社は、それぞれWindows SharePoint Services 3.0およびSharePoint Server 2007に対応するwikiを、MSDNサイトに新たに設けた。これらの技術を使用している開発者同士が話をしたり、ベストプラクティスを共有したりすることができる場になる。

 ワシントン州レドモンドに本拠を置くMicrosoftは、Officeの新しいリボンベースUI(ユーザーインタフェース)に、ようやく公式名称をつけた。「Microsoft Office Fluent」というのがその名前だという。

 開発者は同UIを、ロイヤリティ無料のライセンス下で自由に使用できる。これにより、新たなOffice 2007アプリケーションと同様の外観および使用感のアプリケーション開発が活発化するだろうと、前述の広報担当者は話した。

 さらにMicrosoftは、今四半期後半に「Groove」を対象としたポータルをMSDNサイトに設置し、「Application Templates for Groove 2007」として知られる無料のシナリオベースGrooveフォームを、数カ月以内に「Office Online」で利用可能にする予定だ。

 これらのフォームには、開発者が自らの組織に合わせてカスタマイズできるサンプルコードが含まれる。

 シナリオに含まれているツールは、未解決の問題や重要なタスクの把握、連絡先の整理、ドキュメントの参照、現状報告書の作成、料金請求可能な時間および対象の調査、入札および提案の管理などに使用するものだという。

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